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最近はモグハウスで家事に専念しています(>_<)
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Lanky さんの日記。(5件表示)

●ウィンとレイの美少女(!?)湯煙温泉殺人事件・第四話12/19 03:07(44)
      11

「・・・・・・おひさしぶりです、レイ様」
 俺はウィン姉さんに刺されたナイフを脇腹から引き抜きながら言った。それと同時に血が溢れるように出てきたが、回復魔法で止血をする。
「らんくん久しぶり!元気やった?」
「はい、おかげさまで・・・・・・今は元気じゃないですけど」
 そう言って俺にナイフを突き立てた張本人を見た。今は俺とレイ様の前を歩いている。機嫌はまだ悪そうだ。
「らんくんも覗きとはやるわね。まだまだ若いってことかな」
「い、いや・・・・・・あれはあきらさんに・・・・・・」
「まったく、トイボの獣達にも困ったものだわ。らんくんまで獣の仲間入りになっちゃったし」
「いや、だから・・・・・・」
 レイ様は俺の訴えを無視してどんどんウィン姉さんの後について歩いていく。
 トイボックスのメンバーの中でリスク様と二人のヒュームの女性。美人でスタイルも抜群。白色がかかった金髪はしなやかな艶を放っていた。
「ウィン、とにかく何か食べない?私、お腹空いちゃった」
 レイ様はウィン姉さんに追いつき、肩に手をのせながら言った。
「私はさっき食べたからいいけど・・・・・・じゃあレイに何か作ってあげますか」
「本当?ありがとう!」
 そうして二人はすたすたと酒場兼食堂の方に向かう。
「あ、姉さん、俺にも・・・・・・」
「お前は自分で作れ!」
「はい・・・・・・」
 俺はとぼとぼと二人の後を追った。


      12

 食堂には結構人が集まってきていた。
 酒を飲んでいるふぉりーさんの横ではカズ殿とドザ殿が朝食をとっていて、厨房の中では隊長とあきら殿がなにやら作業をしていた。
「おーL!首尾はどうだった・・・・・・って失敗か」
 隊長が服を真っ赤に染めている俺を見て言った。
「ほー。レッドの差し金だったのか・・・・・・」
 ウィン姉さんの目が光る。隊長は慌てて首を振ると、
「な、なんのことかなぁ、ウィン?」
 必死でごまかそうとしている。
「まあいいや。それよかレッド、ちょっとそこどいてくれない?今からレイに何か作るから」
「お、おう。分かった。今どく」
 そう言って隊長は速やかに厨房を離れた。
「隊長は厨房で何を?」
 俺が隊長に尋ねる。
「いやな、せっかく食材があるから調理スキルでもあげようかなと・・・・・・」
「なんだと!!?」
 厨房の中からあきら殿がいきなり声を上げた。
「だったら俺の分の飯も作れや!さっき頼んだらレッド、断ったぞ!」
「さあ?そんなこと言われてないぞ?ついにボケたか・・・・・・」
 隊長は手のひらを広げてとぼけている。
「クタバレッド!!!」
「今からでも作ろうか、あきら?」
「・・・・・・もうできてるよ!」
 自分で作った朝食を持って厨房から出てくるあきら殿。そしてそのままカウンターの席に腰を下ろす。
 隊長もその横に座ろうとした時、
「おはよう」
 食堂にあるす殿が入ってきた。みんなが口々にあいさつを送る。
「ところであるす、飯まだだろ?」
 と隊長。
「まだです」
「よかったら俺が作ろうか?」
「・・・・・・」
 あるす殿はしばらく考えていたが、
「いい。自分で作る」
 すたすたと厨房へ向かう。
「なんでだ・・・・・・」
 悲しげな顔の隊長。
「そりゃ、レッドの料理は不味くて食えないからだろ」
 さっきの復讐とばかりにあきら殿が言った。
「んだとぉ!!」
 隊長が両手を挙げて怒りを露にする。それにつられて笑い声が巻きおこった。
 平和な光景。
 この光景が、後に地獄に変わろうとは、その時予感できる者は誰もいなかった・・・・・・


(少し短めでごめんなさいTT
 あと、「俺は死ぬのか?」といきなりテルするのも控えてください。
 まだ俺にも分かりませんTT
 一体何話になることやら・・・・・・
 まだ何も起きてない・・・・・・
 このまま何も起きずに帰還ってオチは駄目でしょうか?)
Red > 一つ、内緒で教えてあげよう・・・ Riskもヒュム♀だw
Red > ていうか、アルスが・・・アルスが・・・この情景が目に浮かぶw うまいなぁLちんw
Folly > あの〜、自分はお酒を呑んでいるだけみたいですが…
Lanky > ((((゜□゜))))リスク様に殺されるTT
Lanky > ふぉりーさん=酒というイメージがw(ぉ お待ちください!!次こそ活躍を!!
Lanky > リスク様に殺される前に修正しときましたwいやー便利なシステムですw
James > 殺されそうになったらTP300%の乱撃で返り討ちじゃ(>_<)b
Folly > なぞなぞならおまかせ! Jさんは現在は獣という設定で…しかもミミズがペット中とか〜〜
James > (((((゜Д゜)))))

名前
●ウィンとレイの美少女(?)湯煙温泉殺人事件・第三話12/17 02:47(43)

       7

 目覚めは快適だった。
「うにゅ・・・・・・」
 目ぼけた目をこすって手を伸ばす。バストゥーク製の立派なベッドの上。寝心地は最高だった。
 まったく、山奥の旅館にしては部屋も豪華すぎる。まるでジュノの一流ホテル並の内装だ。ランプも油がしっかり入っていて明かりに困ることもなかったし、食べ物が沢山入った食料庫まである。とにかく何不自由なく物が揃っていた。
 窓から外を見る。メリファトの山には砂嵐が吹き荒れていた。これでは今日も下山は出来ないだろう。
 俺は今日もここに泊まれると思うと嬉しくなった。誰も従業員がいないので不法侵入の無断宿泊だったが、この際は置いておくことにした。
「むー・・・・・・」
 だんだん目が覚めてくると、自分が汗をかいていることに気がついた。
「むー・・・・・・」
 このままでは何とも気持ちが悪い。
「むー・・・・・・そうだ!」
 俺はあることを思いついた。
 ここは温泉旅館のはずだ。温泉に入ってまったりしよう!
 即決した俺はベッドから飛び降りると、着替えの服を用意して温泉を探しに部屋を出た。


       8

 二階にある俺が使った部屋の正面の階段を下りて、フロント付近にさしかかった時、玄関から入ってくるカズ殿を見つけた。
「あ、カズ先輩。おはようございます」
「おーLちん。今起きたのか?」
「はい・・・・・・ところでカズ先輩は外で何を?」
カズ殿はちらっと外をうかがってから、
「いやー、外の様子はどうかなって。この砂嵐、見た目通りに強烈だわ。これは止むまで帰れないね」
「そうですかー」
 やはりこの砂嵐では帰れないらしい。俺は心の中で小さくガッツポーズをした。
「それで、Lちんは何をしようとしているんだ?」
「あ、俺ですか?ちょっと温泉に入りたいなぁーって思って。温泉って今入れるようになってますかね?」
「ああ、入れるぞ。さっきレッドが入ろうとしていた時に会ったからな。確か場所はそこを左に入った突き当たりだ」
 そう言ってカズ殿は廊下の奥の方を指差す。
「分かりました。ありがとですー」
 俺はカズ殿にお辞儀をして、その場を立ち去った。


       9

 酒場の角の廊下を左に曲がろうとした時、不意に何かを見つけた。
「ふぉりーさん、おはようございますー」
「あ、おふぁようございます」
 カウンターに腰掛けて朝食を取っているのはふぉりーさんだった。丁度ベーコンエッグを口に入れてる最中だったので、言葉に詰まっている。
「それ、どうしたんですか?」
 俺はカウンターの上に置かれた作り立ての朝食を指差して言った。脇にはビールまで置かれている。
「ああ、ウィンさんが作ってくれました」
「何ぃぃ!!姉さんが他人に料理を!!??」
「何か言ったか、L?」
 俺の言葉に反応してカウンターから首を覗かせたのはウィン姉さんその人・・・・・・ではなく隊長だった。
「なんだ・・・・・・隊長でしたか」
「どうだ、似ていただろ、ウィンの声色」
「似すぎですよ。ひやりとしました・・・・・・ところで隊長は何を?温泉に入ってたんじゃなかったんですか?」
 隊長はフライパンの上の玉子焼きに苦戦しながら、
「いや、温泉は入ったぞ。ついさっきまで入ってた。いい湯だったぞ。Lはこれから入るのか?」
「はい。そうです」
「そうか・・・・・・今はウィンが入ってるはずだ。さっきここで会ったからな。俺の分も飯を作れと言ったら無下に断りやがった」
「はは・・・・・・そうですか。まあ、ふぉりーさんは姉さんの特別ですから」
「う・・・・・特別って・・・・・・」
 とふぉりーさん。
「ウィンとくっついた日には有り金全部吸収されるからな」
 と隊長がフライパンの目玉焼きを皿に移しながら言う。
「そんなにお金ないですよー」
 よく見るとふぉりーさんは朝から出来上がってるらしく、結構上機嫌だ。床に酒瓶が二本転がっているのを見つけて納得する。
「それじゃあ、俺は温泉に入ってきます」
 手ごろな所で話を切り上げて温泉に向かうことにした。
「おい、L!」
 しかし、振り返って歩き出そうとしたところを、不意に隊長が呼び止める。
「特別任務だ!温泉でウィンの萌え姿を見て俺に報告しろ!!」
 そんな重大な任務を俺に与えるのか!?
「う・・・・・・そんなことしたら姉さんに殺されますよ!!」
 俺は慌ててその場から逃げ出した。
 遠くから隊長とふぉりーさんの笑い声が響いていた・・・・・・


      10

 がらがらがらがら・・・・・・・
 俺は服を脱ぐと、タオルを片手に脱衣所から温泉への扉を開けた。
「うお!」
 思わず声をあげる。
 室内に作られたそれは今まで入ったどんな温泉より広かった。室内に作られた温泉。壁はやはり、白塗り。辺りにお湯の蒸気が漂っている。
 俺は奥の方へと入っていくと、数人の人影を見つけた。
「おはようございます。あきらさん、ドザ・・・・・・ってドザさん!?」
「どうしたんだい、Lちん?」
 目の前にいるのはドザ殿だった。頭はスキンヘッドで、なにやら怪しげな刺青が彫られている。
「え?ドザさん昨日はいなかったような?」
 俺は目の前の男に疑問をぶつけた。
「ああ・・・・・・俺達がついたのは夜だからな。Lちんにはまだ会ってなかったな」
「そうなんですか・・・・・・」
「おう。俺と一緒にレイとうどんと、それにJもきたよ」
 ふむふむ、さらに4人が昨日のうちに到着していたとは・・・・・・気づかなかった。これで今この旅館にいるのは12人になったわけだ。
「おいおい、それよりLちんや。いいものが見れるで!」
 不意にあきら殿が俺の肩に手を置く。
「なんですか?いいものって?」
「これや!!」
 そう言ってあきら殿は壁のブロックを一つ引き抜いた。
「ここのブロックだけ引き抜けれることを発見したんや!」
「どうやって発見を・・・・・・まさか一つ一つ調べて・・・・・・」
「ええから、ええから、この向こうを見てみ!」
「うすうすと何が見えるのかは見当がつきますが・・・・・・どうしてあきらさんは関西弁なんです?」
「そんなことどうでもええやろ。ほらほら、見てみ」
「でも、姉さんの裸に興味は・・・・・・」
「大丈夫や!向こうにはレイもおるでー!」
「まじ!?レイ様まで・・・・・・うい(ごくり)」
 俺は期待半分でその穴を覗き込んだ。
 なぜ期待半分かというと・・・・・・
「L・・・・・・何見てるのかなぁ・・・・・・?」
 目の前には怒り顔のウィン姉さんの顔が!!
「うわっ!!」
 慌てて振り向いたそこにはあきら殿とドザ殿の姿はなかった。
「Lー!早くあがってきなさいー!!」
 ウィン姉さんの声が温泉の壁に反響して聞こえてきた。「結局こうなるのかよ・・・・・・」
 残り半分の予感が的中しただけに、悲しみはより一層濃くなるのであった・・・・・・


(ふぅ・・・・・・
 やはり疲れるねぇー・・・・・・
 一体いつ死ぬんだろうね・・・・・・彼はTT)
Kaz > 彼ってJのことかぁ〜〜〜〜〜w
Rey > がんばれぇ!!Jに続いてレッドが死ぬなこりゃ・・・
Red > お、俺はホラ、アレだ・・・。しんさんにリレイズIIかけてもらってるからw(ちゃっかりもの)
James > やっぱ死ぬのかぁぁーーーTT

名前
●ウィンとレイの美少女湯煙殺人事件・第二話12/15 15:33(42)

       4

「誰もいないなぁ・・・・・・」
 建物に入るなり、ウィン姉さんが呟いた。
 内部も豪華な建物。玄関の床には絨毯が敷き詰められ、壁も外観と同じく真っ白でピカピカだ。
 だか、どうも違和感が消せない。内部に人の気配がないのである。
「あのー・・・・・・誰かいませんかー?」
 隊長はそう言いながら正面にあるフロントらしきカウンターに近づいていった。だが、フロント内にも人影はない。
「ふむ・・・・・・どうしたものか・・・・・・」
 腕を組んで考える隊長。
「まあ、誰もいなかった、ってことで勝手に入っても大丈夫っしょ」
 そう言ってすたすたと奥に入っていく。他三人も黙ってその後に続いた。
 フロントから右に曲がるとそこは広い酒場のような場所だった。木作りの床に木作りのテーブル、そして木作りの椅子。
 豪華な入り口周辺とは違い、えらくクラシックな雰囲気をかもし出している。
 だが、入り口周辺とさらに違うことに、ここには人の気配があった。
「あのー、すいませんー」
 自分たち以外の人を見つけたことで少し安心したようすの隊長が話しかける。
 そのテーブルについていた二人組みは隊長の声に反応して振り向いた。
「おおー、レッド!遅いぞ!」
「あ、みなさんこんばんわです」
 二人組みは隊長に親しげな声をかけてきた。親しげなのもそのはず、なにしろこの二人組みは俺たち全員の知り合いである。
 片方はヒューム、そしてもう片方はエルバーン、二人とも男性だ。
「おお!ふぉりーさん!一人でここへ?」
「ヲイ!俺もいるだろが!クタバレッド!!」
「ああ、なんだ。あきらもいたのか・・・・・・チッ!」
「なんだその、チッ、てのは!クタバレッド!!」
 あきらと呼ばれたヒュームの男性と隊長。この二人の絡みもいつも通りだ。
「ふぉりーさんとあきらっていう組み合わせも珍しいねぇ。二人旅、いろいろと大変だったでしょ、ふぉりーさん」
 と、ウィン姉さん。
「どーゆう意味じゃあ!」
 あきら殿は両手を振り上げて怒ったポーズを取っているが、ウィン姉さんは見えていない振りをしていた。
「いえ、二人じゃなくて四人です。りょうさんとあるすさんも一緒に。ジュノで出会ってからみんなで来ました」
 ふぉりーさんと呼ばれたエルバーンの男性は丁寧な言葉使いで答えた。トイボ唯一の良心と言われるだけあって、いつも礼儀正しい。
「ほぉ。りょうとあるすも来てるのか。それで二人はどこに?」
「なんか、建物内を探索するって言ってどこかへ逝ったぞ」
 隊長の質問にはあきら殿が答えた。言葉使いの微妙なアクセントの違いで、漢字が間違っていることに誰もが気づいていたが、誰も突っ込みを入れることはなかった。
「そうか・・・・・・とにかくこれで合計8人来ているわけだ。しかし・・・・・・ここには従業員はいないのか?」
 隊長の言葉で全員が辺りを見回すが、やはり人の姿はない。
「しょうがないなぁ・・・・・・おいL!」
「は、はい!なんでしょう?」
 急に話しかけられてびくっとする俺。
「りょうとあるす探して俺たちが到着したことを伝えてきてくれ。あと、ここに連れてきてくれ。いいな?」
「あのー・・・・・・なんで俺が・・・・・・?」
「なんでって・・・・・・俺たちはこれからどうするかを相談しなきゃいけなくて忙しいんだ。なにしろここには従業員がしないからな」
「つまり・・・・・・俺の意見は戦力外ってことですか?」
「そうだが・・・・・・?」
 ・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・
「探してきます・・・・・・・」
 隊長・・・・・・いつか見返してやる!!
 俺はとぼとぼと酒場を出た。


       5

 建物は無駄に広かった。
 くねくねと曲がる迷路のような道を歩き、方向感覚も失い、途方に暮れ・・・・・・つまりは迷ってしまった。
 二人を探すどころか、さっきの場所へも戻れそうにない。
「・・・・・・」
 こんなところで俺は朽ちていくのだろうか?
 何の功績も残さずに人知れずいなくなっていくのだろうか?
「・・・・・・」
 もう歩けない・・・・・・
 どうやらここまでのようだ・・・・・・
「・・・・・・」
 俺が絶望に浸っていると、不意に目の前に一匹の赤い鳥が現れた。名前は知らないが鳥系のモンスターである。
 俺は慌てて腰のナイフを引き抜いた。ウィン姉さんから借りているサンドリア製の高価な短剣だ。
 まずいな・・・・・・一人でも倒せるだろうか?
 鳥は真っ直ぐにこちらへ近づいてきた。
 一撃だ、一撃でしとめてやる。
 3m・・・・・・
 短剣を持つ手に力が入る。
 2m・・・・・・
 体を低くし、身構える。
 1m・・・・・・ 今っ!! 短剣を鳥に向かってなぎ払おうとして・・・・・・
「あー!待って!」
 声。
 その声がしたほうに視線を向ける。
「それは俺のバード君だぁ!」
 そこに立っていたのは俺が探していたりょう殿とあるす殿だった。二人とも魔導師風のローブに身を包んでいる。
 だが、そんなことはさして重要ではなかった。今俺が切ろうとしている鳥はどうやらりょう殿のペットらしい。
 一瞬でそこまで理解した俺は振るっている短剣を止めようとしたが・・・・・・
 ざしゅっ!!
 間に合わなかった。
 表現しにくい無残な姿に成り果てる鳥。
 慌ててかけよるりょう殿。
「うう・・・・・・なんで殺したぁ!!!この子はなぁ!館の探索を手伝ってくれてたんだぞ!!」
「いや・・・・・・その・・・・・・すいません」
 俺は素直に謝った。
「バード君・・・・・・」
 りょう殿はその場でしばらく泣き続けた・・・・・・
 その間あるす殿が「あー・・・・・やっちゃった・・・・・・」という顔で俺を見ているのがすごく辛かった。


       6

 酒場。
 今はこの館にいるであろう8人全員がそろっている。
「それで、誰か見つかったのか、りょう?」
 隊長が尋ねる。
「んー・・・・・・誰もいなかった。とにかくここは不思議な場所だよ」
 ペットを殺された悲しみから立ち直ったりょう殿が答えた。
「床には埃一つ落ちていないし、食料庫には新鮮な食料が沢山入っている。まるで、誰かが、毎日掃除をして、食料を買い込んでいたようにね」
 りょう殿の説明は淡々と続いた。
「つまり・・・・・・何も分からない。国に帰ったら報告したほうがいいんじゃないかな?」
「むー・・・・・・分かった。それで、これからどうしよう?」
 隊長が一同を見回しながら言った。
「このまま帰るわけにはいかないんじゃないのか?他のメンバーもこれから来るかもしれないし、第一もう夜だ。今から下山するのは危険すぎる」
 久しぶりにしゃべったカズ殿は窓の外を見た。外はすっかり暗くなってしまっている。彼が持参していたランタンの明かりだけが、酒場内を照らしていた。
「そうだな、今日はここに勝手に泊まるとするか。幸い部屋の鍵はフロントに置いてるしな」
 隊長のその言葉で結論が出たようだ。一同はパラパラと酒場を出て行き、フロントで適当に鍵を取ると、その部屋へと向かった。
 そして、酒場には隊長と俺だけが残った。
「ふむ・・・・・・たった8人しか来ないか。アスラン、ぎだ、しんさんは忙しそうだとしてもレイ、どざ、うどん、J辺りは張り切って来そうなのにな・・・・・・」
「あとは旅に出ているリスク様やヴァス殿。行方不明のなすびさんやがど殿もやはり来ませんね」
「むー・・・・・・一応手紙は出したんだが・・・・・・」
 だんだんランタンの光が弱くなってきた。
「そろそろ俺たちも部屋に戻ろう、L。今後のことは明日考えるから」
「はい」
 こうして俺たちは各自の部屋に向かった。
 唯一の平和な夜を満喫するために・・・・・・

(疲れた・・・・・・
 疲れたよ・・・・・・
 これ書くのに一時間だよ?
 はー・・・・・・
 人数増えるとセリフの分配に苦労します。
 アルスさんしゃべってないTT
 この先どうなるんでしようね?俺にも分かりませぬ
 完結しない気配がすでに・・・・・・
 まあ、やばくなったら全員殺して終わらせよう!
 などと考える今日この頃)
Lanky > ↑とか言いつつも次回の内容を考え出している自分ってTT
Kaz > がんばれ〜〜Lちん〜〜〜
Akira > Lちん小説家になれそうな勢いだねw
Red > おもろいw まぁ無理して書かなくても、授業中の暇つぶしとか(!)に考えてマッタリ続けておくれw 
Folly > トイボ唯一の良心…直ぐに死ぬか消え去るかの配役だ(汗)

名前
●L、ダボイに散る(>_<)12/14 04:15(41)
今日は楽しい獣祭りー
うきうき気分で獣使いに。
張り切りすぎて、レベルを11まで上げてしまい、みんなと差が出来てしまったのには焦りましたが・・・・・・

楽しい時間は早くすぎますねぇ。
隊長の戦ってたトカゲを頼まれて処理していたら、急に毒を吹きかけられて死の宣告!
遊びでカニをけしかけたボムの逆襲で辺りがパニック!!

獣祭り終了後、みなさんはよく分からんがAF関係のクエをこなすために、ダボイへ逝くらしいw
まあ、俺はジュノにでも戻って帰ろうとしたが、
「L!一緒に来い!!」
隊長が言う。
「え・・・・・・でも足手まといですよ?」
「いいから来い!!」
「なんで私なんかを呼ぶのですか?」
「楽しそうだからw」
と、いうわけでダボイへ強制連行!
初テレポを体験してラテーヌへ、そしてそのまま徒歩でダボイ入り。
ジャグナーでは絡まれず、平和な旅だったが、流石にダボイ内のオークは強い。
インビジがかかっていないと即絡まれる。
魚をトレインさせて、混乱を引き起こしてしまったTT
迷惑かけっぱなしであたふたしている間に、あっさりとクエは終了。
その後、初エスケプまでも体験し、一路ジュノへ。

この日記の右上を見てもらうと分かるように今4時半近く。
眠い・・・・・・
寝まふ・・・・・・
あ・・・・・・!
新聞きたよTT
名前
●ウインとレイの美少女湯煙殺人事件・第一話12/13 18:09(40)
(はー・・・・・・ついに始めちゃったよ・・・・・・
 だいたい、タイトルが長すぎなんじゃ!!
 打ち切りにならぬよう、がんばります・・・・・・
 予告編と少し設定が違うのも許してください。
 始めに書いておきます、J殿、ごめんなさいTT
 恨むなら隊長を恨んでください)


       1

「おそいよ、L!とっとと歩かないと日が暮れるじゃないかー!」
「無理無理、Lは貧弱だから、そんなこと言うのは酷だって。まあ、いざとなったら、置いていけばいいし」
 メリファト山地の西の果て。果てしなく続く山道を歩く4人の集団がある。
 先頭を歩くのはヒュームの男性。背中に大きな弓を背負っている狩人。用心深く辺りを見回しながら険しい岩場を身軽な動きで進んでいる。
 次に歩くのは同じくヒュームの男性と猫耳ミスラ。片方は全身真っ赤な服を着ていて、もう片方は高そうな宝石をじゃらじゃら言わせている。この二人もまた、険しき道を険しく思わずに平然と進んでいた。時々後ろを振り返りながら、「遅い!」「うぜぇな!」などと罵声を浴びせかける余裕まである。
 そして最後尾、一人ぜいぜい言っているのが・・・・・・俺である。もう、かれこれ6時間は歩きっぱなしだ。疲労のピークなど、とっくに過ぎていた。
「隊長ー・・・・・・いつになったら着くんですかー?」
 俺に尋ねられた真っ赤な服の男性はひょいっと岩場から岩場へ飛び移ると、
「心配するなー!もうあと一時間ほどだー」
「そのセリフ・・・・・・一時間前に聞いたような気が・・・・・・」
「細かいこと気にしてないで早く歩いた方がいいよぉ、L。じゃないと本当に置いていくかもよー」
 と、その隣で笑っているミスラ。俺を拾ってくれたミスラ夫婦の一人娘。いつも面倒を見てくれているのだが・・・・・・いかんせん口が悪い。
「とにかく急いだほうがいいかもしれん」
 先頭を歩いていた男性が振り返った。
「もうじき日が沈む。ここらへんもヤグードの縄張りだ。連中に出くわす前にたどり着きたいからな」
 そう言ってせっせと歩き出す。しかし、俺の体力はもうなかった。
「えー・・・!少し休んでいきましょうよー!もう歩けませんー」
 俺はその場にへなへなと座り込んだ・・・・・・次の瞬間、
「Lっ!!」
 狩人の男性は勢いよく振り返り、背中の弓に矢をつがえると、真っ直ぐに俺に向けて構えた。顔は真剣そのもの。すさまじい殺気を放っている。
 俺を打つ気か!?いくら足手まといでも殺すことはないじゃないか!!
「ごめんなさい、ごめんなさいー!歩きますー!だから打たないでー!!」
 必死で手を振り回す。しかし、その弓は下ろされようとはしない。
「おい、Lっ!!!!」
「は、はいっ・・・・・・!!」
「動くなよ!!」
「・・・・・・へっ!?」
 その弓から放たれた矢は俺の顔の横10センチのところを唸りをあげて通過し、
「ぐぎゃっ!!」
 後ろから何かの叫び声。
 慌てて振り向いた俺の目の前には、脳天に矢が突き刺さったヤグードの姿があった。そして、ゆっくりと後ろに倒れるヤグード。
「ふう・・・・・・だから言ったろ。急いだほうがいいって。あいつらまだまだいるぞ。死にたくなかったらちゃんとついてこい」
 そう言うと、再び歩き始める。
「は、はい・・・・・・!!」
 急いで立ち上がり、その後を追う俺。
「よかったなぁ、L。カズの腕がよくて」
「あれ?もう歩けないんじゃなかったの?」
 相変わらず二人はからかってきたが、必死で歩く俺の耳には届かなかった・・・・・・


       2

 ことの始まりは隊長の一言だった。
「みんなで温泉行かない?」
 話によると、メリファト山地の奥地に珍しい温泉が沸いているというのだ。そこには旅館もあり、みんなで羽を伸ばそうというのである。
 当然のように話に乗るLS、トイボックスのメンバー達。
「おし、いこーぜ!!」
「よっしゃ!温泉だ!!」
 こうしてメンバー達は、一同にメリファトの山奥に集まることになった。
 しかし、トイボのメンバー達はいろいろと多忙。全員がまとまって移動することが出来ず、各自が現地に集合することに。
「姉さんー・・・・・・俺一人で行けないよー」
 と、猫耳姉さんに泣きついたという次第である。
 そして、ジュノから出発しようとした時、
「お!?ウインとLじゃないか!一緒にいくべ」
 同じく出発しょうとしていた隊長とカズ殿に出会ったわけだ。
 元気よく出発!
 特に俺は元気一杯だった!あこがれのトイボのメンバー。同じLSのメンバーとはいっても、全員がつわもの揃いなのに対してひ弱な俺。こんな機会でもないと、話をすることも出来ないのだ。
 今回の旅行で、19人全員と交流を広めよう!
 そう考えて歩く俺。
 ・・・・・・


       3

 出発時の元気などとうに無くなってしまったころ、ようやく目的地にたどり着いた。
「ここかー!」
 隊長が歓喜の声をあげる。
「でも・・・・・・何かおかしくないか?」
 その隣で冷静な声をあげるカズ殿。
「何がおかしいんだよ?」
「だって・・・・・・こんな山奥に建ってるにしては、立派すぎないか、コレ?」
 カズ殿がそう言うのにもうなずけた。目の前には今回泊まるつもりの旅館が建っている。しかし、それは5階建ての鉄筋で表面は真っ白。明らかに場に馴染んでいる建物とは言えない。
「確かに、どうやって作ったんだろうねぇ、材料とか運ぶのも難しい場所なのに」
 ウイン姉さんも首をひねっている。
「ま、まあ、いいじゃないか!ぼろい所に泊まるよりさぁ!とにかく入ってみよう。他に誰か来てるかもしれないしな」
 隊長がわざと明るい声を出し、場を盛り上げようとする。その成果あってか、
「そうだな、とにかく入ってみるか」
「ういー。想像してたよりきれいだから私は別に構わないしねー」
 プラス思考で歩き出す二人。
「ふう・・・・・・」
 ため息をついて汗をぬぐう隊長の姿を俺は見逃さなかった。
「苦労してるねぇ、隊長・・・・・・」
 ぼそりと呟いた声は隊長には聞こえなかったようだ。
 俺は旅館の玄関に向かって歩いている三人の後を小走りで追いかけた・・・・・・


(疲れた・・・・・・
 なんか疲れた・・・・・・
 まだ4人しか出てないよー。19人も出せないよー。
 早く俺を出せ!とかテルするのはもうやめてーTT
 あんましこれ読んでいじめるのはやめてくださいTT
 一体全部で何話になるのやら・・・・・・
 FFが終わるのが先か、俺が逃げ出すのが先か、
 完結しない気配がすでに・・・・・・)
Dotheemon > Lたん萌え!?ついにスタートしたのか・・毎日の楽しみにしよう(ぼそ
乱キィティw > 楽しみにしてください!!次はこの256倍激しい美少女伝説を繰り広げます!!!おそらく題は・・・“ドキッ!変態だらけの湯煙旅行!!” “美少女はふぉりーなのか!?の巻” “なんてったって、レッド萌え!?”の3本なのかぁ?・・・うんがっくっく! まとまらない上、酔ってるので乱の美少女日記に続く
Dotheemon > ↑これは誰だ?(レイだと思うが)俺じゃないぞー
Akira > ちと隊長とカズ美化しすぎだな・・・w
James > 冒頭からあやまるってことはおれは汚れ役で出るのですかTT 
Wynn > 速攻死んで出番無しでは?w>J

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